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家賃の交渉で値下げは可能?

家賃交渉ってできるの?

一人暮らしに格好な部屋を探していると、「すごく気に入ったけれどあと3,000円安ければ」とか、「月給から逆算して60,000円までしか家賃に出せない」といった要望が出てくるものです。

部屋を探す際には、不動産会社が出している広告を見て選ぶのが普通ですが、家賃の交渉をしてもいいものかどうか悩んでしまうことが多いと思います。
「恥ずかしくて家賃交渉を言い出せない」という人も、一応アタックしてみることをおすすめします。

マンションを購入する人が価格交渉をするのと同じで、家賃交渉しても何も恥ずかしいことはありません。
ただし、相手が家賃交渉に応じてくれるかどうかというのは別問題です。

大家さんの方では物件を維持するための経費や本人の生活費など、さまざまな要素から広告に出す家賃額を決定しています。
ですからそれ以上は安くできないと言われることが多いはずですが、交渉しても損にはならないのでやってみることが大切です。

交渉は直接大家さんとではなくて間に入っている不動産会社と行います。

家賃交渉しやすい時期としにくい時期

家賃交渉をする場合には、交渉しやすい時期としにくい時期があることを知っておくと便利です。
日本は4月が新学期の時期にあたり、学生もサラリーマン1年生もみんな1月から3月にかけて部屋を探します。

ですからこの時期は家賃交渉しても応じてくれる可能性はまずないと思っていいでしょう。
入居希望者が多い時期なので、大家さんは家賃交渉に応じて収入が少なくなるよりは他の希望者を探します。

逆に引っ越しの閑散期とも言えるのは7月と8月です。
この時期に引っ越しをする人はかなり少ないので、家賃交渉をするにはおすすめの時期です。
転勤で年度の途中に引っ越さなければならない時などは、ぜひ家賃交渉を試みてみましょう。

家賃交渉するときのコツ

家賃交渉を成功させるには、いくつかのコツを踏まえておくことが大切です。
新築の人気物件は入居希望者が多いので、家賃交渉してもまず無駄だと思った方がいいでしょう。

逆に家賃交渉がうまくいきやすいのが、空き室期間が長い物件です。
不動産会社によっては空き室の期間を教えてくれるところもありますから、長いようであれば早速家賃交渉に取り掛かりましょう。

また、周辺エリアの相場よりも価格が高めに設定されている物件は家賃交渉の対象としては格好です。
エリアの相場と大体同じぐらいの価格を提示して交渉してみましょう。

それと、月々の家賃を値引きしてもらうのではなくて、敷金や礼金でおまけしてもらうように交渉するのもひとつのアイディアです。
敷金が3カ月分だったら2ヶ月分になるように交渉してみましょう。