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挨拶回りは必要?

挨拶回りは必要かどうか

日本には昔からさまざまな習慣がありますが、そのひとつが引っ越しした際のご近所への挨拶回りです。
挨拶回りはご近所とのお付き合いを円滑にするために行われていたものですが、近年、この習慣は廃れつつあります。

というのも、以前と違って集団住宅が多くなり、管理人が存在するためにご近所同士の付き合いがなくても不便ではなくなったという理由があります。
このため、今では引っ越しをしても引っ越し先でわざわざ挨拶回りをしない人が多くなっています。

もうひとつ、セキュリティの面から言って女性の一人暮らしであれば挨拶回りをしない方が好ましいということがあります。
挨拶回りをして周囲の住民に女性の一人暮らしだと知れてしまうと、無用なトラブルに巻き込まれてしまうリスクも高まってしまうのです。

挨拶回りをしないことのデメリット

とはいえ、挨拶回りをしないことによって発生するデメリットもゼロではありませんから、どちらがいいかは状況に応じて判断するしかありません。

例えば集合住宅では騒音が問題になることが時としてありますが、引っ越した時に挨拶回りをしておけば事が穏便に済むケースも多いのです。
仕事が忙しくて家に帰ってくるのが夜遅い人などは、シャワーや洗顔の音が思いのほかご近所の迷惑になる可能性もあります。

また、万が一災害が起きた時に、挨拶回りをしておけば何か困ったことが起きてもすぐに助け合えますが、挨拶が済んでいないと隣に誰が住んでいるかもわからない状態なので大変不安です。
さらにご近所の人が昔ながらのしきたりを大切にするタイプだった場合、挨拶回りをしないことによって第一印象を悪くしてしまう恐れがあります。

女性の一人暮らしであることがバレるのを避けたい人の場合、最初だけ家族の人や親戚に同行してもらって挨拶回りを済ませるのがおすすめです。
こうすれば一人暮らしに見えませんから、セキュリティの点から言っても安全を確保しやすいでしょう。

挨拶回りをするべきかどうか迷った場合には

引っ越し先で挨拶回りをした方がいいかどうか迷った場合、管理人か大家に相談してみるのも悪くないアイディアです。
他の入居者がどんな人たちか、挨拶回りは普通やるものなのかどうかなどを聞けば教えてくれるはずです。

ご近所のほとんどが単身者の人だという場合、挨拶回りは特にしなくても問題はないでしょう。
逆に家族で住んでいる世帯が多いマンションでは、挨拶回りをしておいた方が何かとメリットになることが多いかもしれません。

挨拶回りに持っていくものは1,000円以内の粗品でかまいません。
お菓子や洗剤など、貰って特に困らない消費できるものを持っていく人が多いようです。