おとり物件とは
新しい部屋を探す際には、まず引っ越ししたいエリアを大まかに決め、家賃や間取り駅からの距離などの条件を検討しながら物件を見ていくことになります。
インターネットであれば、検索条件を入れるだけで簡単に希望の物件が探せるので大変便利です。
ところがインターネットに掲載されている物件の中には、いわゆる「おとり物件」というものがあります。
おとり物件というのは既に成約してしまった物件や、存在しない物件のことです。
せっかく好条件のいい物件を探し当てたのに、不動産会社に電話をしたら「申し訳ありません、今さっき申し込みが入ってしまいました」と言われてがっかりすることも稀ではありません。
おとり物件の見極め方
おとり物件には、成約したにも関わらずデータを消し忘れていたケースと、集客をするためにありもしない架空のデータを掲載している場合とがあります。
インターネットのデータは常に最新であるという保証はありませんので、気に入った部屋を見つけて問い合わせをしたけれど、何件か続けて「申し込みが入ってしまいました」と対応された場合には他の情報サイトを利用するなどの工夫が必要になってきます。
また、不動産会社の中には意図的におとり物件を掲載しているところがありますので、何度問い合わせても話が進まないようであれば、その不動産は避けて他の不動産会社で部屋探しをしたほうが安心です。
おとり物件かどうかを見極めるためにはいくつかのチェック項目がありますので、その点に注意して物件探しをすることも大切です。
まず、物件の細かい情報について記載がされておらず、「詳細はお問い合わせください」と書かれている場合にはおとり物件かもしれないと考えるのが無難です。
さらに、物件の画像が他の物件と同一のものである場合もおとり物件である確率が高くなります。
そもそも物件の画像が記載されていない物件も注意しなければなりません。
このような内容を踏まえ、さらに相場と比較して明らかに条件が良すぎる物件を見つけたら、「何かウラがある」と思って間違いないでしょう。
いい物件を獲得するためには早めの行動が大切
条件の良い物件、住みやすい物件というのは、インターネットに掲載されてもすぐに成約してしまうことが多いものです。
特に2月から3月にかけては引越しが多くなるので、良い物件を見つけたら即電話をするぐらいのスピードが大切です。
いい物件をピックアップして比較検討していると、問い合わせをした時にはすでに借り手が決まってしまっていたということにもなりかねません。
4月から新しいアパートやマンションで生活をスタートする人は多いので、新学期を機会に引っ越しを考えているのであれば1月ぐらいから物件を探すのがおすすめです。