ほこりが発生する原因
毎日掃除をしているはずなのに、気がついたら棚の上にほこりがいっぱいたまっていてびっくりした、といったような経験をした人は多いのではないでしょうか。
ほこりというのは、ハウスダストや砂ぼこり、布の繊維、紙くず、さらに人間の皮脂や髪の毛などが混じり合ってできています。
エアコンによって気流ができたり、人が動いたりすることによって細かい繊維が空中に舞い上がり、蓄積していくのがほこりです。
ほこりは特に家具の裏などにたまりやすい習性がありますので、普段掃除していてもなかなか目につかないことが多いものです。
ほこりを放置しておくと、油汚れや空中の水分を吸着して、イヤな臭いの原因となることがあります。
それだけではなく、カビやダニなどが繁殖して、アレルギーなどの症状を起こすこともありますので気をつけなければいけません。
ほこり掃除のコツ
ほこりを手際よく掃除するためには、ほこりの性質をよく理解しておくことが大切です。
ほこりはちょっとしたことで空中に舞い上がり、布製品や家具などに吸着してしまう性質があります。
さらに、静電気の受ける場所にたまりやすいのもほこりの特徴です。
ほこりは普段から空中を漂っていますので、掃除をする際には「上から下へ」がポイントです。
最初に床を掃除してしまっても、上から降ってくるほこりで再び床が汚れてしまいますので、まず最初に照明器具や天井などの掃除から始めましょう。
棚の掃除も、上の段から始めるようにします。
また、ほこりを掃除する際には、まず最初に掃除機をかけた後、乾拭きをし最後に水拭きで仕上げます。
先に水拭きをしてしまうと、ほこりが家具などにこびりついてしまうことがあります。
ほこりを掃除する際に、もう一つ忘れてはいけないのが、「窓を開ける」ことです。
窓を開けることによって、きれいな空気を部屋の中に入れることができます。
ほこりはできるだけ舞い上がっていない時間帯に掃除するのがおすすめですから、家族がまだ就寝している早朝や、あるいは帰宅後の一人のタイミングなどが理想的です。
ほこりの発生を減らすには
ほこりというのは、ちょっとした工夫をすることによって、ある程度発生量を減らすことができます。
ほこりはものに吸着しますので、できるだけ必要なもの以外は出しておかないようにすれば、ほこりの量を減らすことができます。
布製品を使用した家具もほこりの原因となりますので、ソファーは布製ではなくてレザー張りのものに変える、カーペットはやめてフローリングにする、などといった工夫も大切でしょう。
天然繊維は静電気が起きないため、ほこりもたまりにくいので、シーツなどはすべてコットン100%に統一することもおすすめです。
また、外から帰ってきた時にほこりが衣類に吸着していることが多いので、必ず衣類をはたいてから玄関に入る習慣をつけるのもいいでしょう。