インダストリアルインテリアとは
近頃、おしゃれな人たちの間で流行しているのが「インダストリアルインテリア」です。
「インダストリアル」には「工業の」あるいは「産業の」といった意味があります。
ですからインダストリアルインテリアというのは、工業デザインっぽいインテリアということになります。
工業デザインの製品というのは大量生産が効くのが特徴で、機能美に優れていてしかもコスパのいいものが多いので、買っても決して損はしません。
一方で工場内部をイメージさせるような、コンクリートがむき出しになったデザインを採用したなども、インダストリアルインテリアと呼ばれることがあります。
インダストリアルデザインという言葉自体は1919年にジョーゼフ・サイネルが使い始めて以来定着しました。
無機質で無骨な雰囲気がインダストリアルインテリアの骨頂と言えますが、最近ではあえてこの粗いイメージを室内に取り入れる人が増えています。
インダストリアルデザインを上手に取り入れるコツ
インダストリアルデザインをインテリアに上手に取り入れたいというのであれば、最初は椅子などの小物から始めるのがおすすめです。
いきなり壁や天井の雰囲気を変えようとしても難しいので、できることから着手していくといいですね。
インダストリアルデザイン的な雰囲気を作り出すのにぴったりなのがミッドセンチュリーの時代に生まれた家具たちです。
ミッドセンチュリーというのは1940年〜1960年のアメリカで生まれたインテリアのことで、カラフルな色彩と考え抜かれた美しい曲線には独特のものがあります。
とりあえず椅子一脚から始めたいというのであれば「イームズチェア 木脚」が断然おすすめです。
価格は3,000円と非常にお手頃で、全10色の中から好きなものを選べます。
自分で簡単に組み立てる事が出来るので、DIYが好きな人なら何脚か買ってみたくなることうけあいです。
座り心地も良く、強度もあるので惜しげなく使うことができる点も魅力です。
ミッドセンチュリー期の代表的なデザイナー、イームズ夫妻が手掛けたこの椅子はアイリスプラザなどで購入することができます。
壁紙でイメージチェンジしてみる
家に帰ってドアを開けた途端、インダストリアルインテリアの雰囲気を思い切り楽しみたいと言うのであれば、ちょっと手間はかかりますが壁紙を貼ってしまうのも悪くありません。
コンクリート打ちっ放し風の壁紙を貼ればイメージは一新、ハードなイメージの部屋に早変わりします。
賃貸のアパートやマンションに住んでいる人は、現状復帰がしやすいようにあとからはがせるタイプの壁紙を選ぶことをおすすめします。
壁紙を変えれば雰囲気が大きく変わりますから、労力の甲斐も見出せるでしょう。