炊飯器の電気代
毎日の食事の準備には欠かせない家電の一つが炊飯器です。
毎日使う家電だからこそ、使い方によって電力の消費量に大きな違いが出るとされています。
つまり、賢く使うだけで電気代の節約に大きく貢献してくれる家電でもあるということです。
炊飯器の電気代は、タイプによって異なります。
炊飯器には大きく分けて3つのタイプがあり、マイコン炊飯器、IH炊飯器、圧力IH炊飯器があります。
このような炊飯方式の違いはもちろんのこと、保温機能性能や保温時間などによって電気代は大きく異なってきます。
同じメーカーの3つの異なるタイプの炊飯器を比較した場合、マイコン炊飯器よりもIH炊飯器の方が、炊飯時の消費電力は少しだけ高いという結果になりました。
ただ1円以内の差なので、これはそれほど気にならないでしょう。
覚えておきたいのは、どのようなタイプの炊飯器を使っていても、炊飯時の消費電力と1時間保温した時にかかる消費電力は炊飯の時の方が7倍から10倍程度高いということです。
つまり、ご飯を炊いたあと10時間以上保温が必要になるなら、もう一度炊飯をした方が消費電力が少なくなり電気代が安くなるというわけです。
長時間保温しなければならない場合はご飯を炊き直した方が電気代が安く済み、炊きたてのご飯を食べられるため一石二鳥です。
炊飯器の節約術
炊飯器は、保温している時に思っている以上に電気を消費しているものです。
賢く使い節約するためには、なるべく保温時間を短くすることが一番のポイントです。
ご飯を保温する場合には、最大でも4時間までを目安にしましょう。
保温するために電気代を使うよりも、電子レンジを使って温めなおすほうが電気代が安くなるからです。
ただ数回炊き直すとなると、お米を研ぐのもめんどくさいという方も多いはずです。
そんな方は回数を分けて炊くのではなく、一度にたくさん炊いて保温をせずに冷凍庫などで保存するのがおすすめです。
何度も炊くよりも、必要なだけ一度にご飯を炊く方が消費電力をぐんと抑えられます。
1回食べる分に分けて、冷蔵庫や冷凍庫で保存し食べるときに電子レンジで解凍、温めをする方が電気代が安くなります。
炊き上がってすぐに冷凍したご飯は、長い時間炊飯器で保温されたご飯よりもずっと美味しい場合があるので、是非試してみてください。
またその他にも、タイマー炊飯機能を使うことで食べる時間に合わせてご飯が炊き上がるようにすれば、保温時間が短くなります。
炊きたての美味しいご飯が食べられて節約にもつながる、嬉しい機能です。
それ以外にも、エコ炊飯モードを利用する、使わないときはコンセントを抜くといった小さなポイントも抑えれば、炊飯器の電気代をグンと抑えられます。