東京は北海道よりも寒いという話
寒い冬の時期になると使用されることになる暖房器具ですが、実はこれはどんな環境で使用しても常に同じ働きをするわけではありません。
よく言われる例として「北海道出身の人は寒さに弱い」ということがあります。
これは決して北海道出身の人を悪く言っているわけではなく、それだけ北海道内の建築施設が優秀であることを示しているものです。
つまり毎年氷点下10度にも及ぶような極寒の地である北海道においては、住宅だけでなく全ての施設において厳重な対策がされているということから、むしろ冬の時期は快適に過ごすことができるということです。
逆に冬の最低気温がせいぜい4~5度という関東地域においては、冬はそれほど寒くないという先入観があるため住宅設備が非常に粗雑で気密性が低く、隙間風が多く入ってくるという作りをしています。
もちろん冬にそれほど寒くないという地域でも厳重な密閉性のある物件は多くありますが、平均的な住宅設備としては防寒用の機材の効きは悪いものと思った方がよいかもしれません。
ですのでこれから引っ越すという場合には、その物件の気密性や堅牢性の性能がどの程度のものであるかということはあらかじめ調べておいた方がよいと言えるでしょう。
暖房費を無駄にしないために用意したいこと
基本的に暖房は冷房よりも費用がかかります。
これは気温38度を28度に落とすのは10度の違いですが、気温4度を18度にするには14度の差があるということが理由です。
そのため同じエアコンを暖房にしていると割高になってしまいますので、冬期間はできるだけ効率の良い暖房を使うとともに、体感温度を暖かくする工夫も必要となりmす。
電気を使わずに体を温めることができる便利なグッズが以下の7つです。
- ルームシューズ
- レッグウォーマー
- フィットインクッション
- ひざ掛け
- 保温シート
- 断熱シート
- 断熱カーテン
これらはいずれも冬季シーズンになるとホームセンターでまとめて販売されているので、自宅用や会社用としてまとめて購入することをおすすめします。
会社で自分で対策できることが少ないという場合には、「断熱シート」および「ひざ掛け」を使用するのがおすすめです。
「断熱シート」は被災地でも大活躍した便利グッズで、床に敷くことにより底冷えを防いでくれます。
体の冷えは末端部分から伝わることが多く、特に心臓から遠い足先は厳しい冷えが感じられます。
まずは床からくる冷えを防ぎ、その上でひざかけなどで足元を温めるようにしていくとかなり体感的な寒さは少なくなります。
自宅での冷え対策として、ポットで温めたお湯をペットボトルに入れて布団の中に入れておくという湯たんぽもおすすめです。また羽毛布団も暖房器具に匹敵するほどの温かさです。
布団の買い替えを検討している場合は、候補にいれてみてはいかがでしょうか。